ある日、若い女性のお客様がご来店くださいました。お見かけしたのが初めてだったので、ご挨拶と当店のご案内をしようと思いましたが、そのお客様はいつもイヤホンをされており、なかなかお話ができずにいました。それでもご来店の際には表情や姿勢など、おもてなしの気持ちが伝わるように意識していましたが、ちょっとした対応の際に勇気を出して「今日はいつもと違う台をご遊技されるんですね！」と声を掛けたことから、少しずつお話をするようになり、会員カードをご案内した際には「ぜひ、作らせていただきます！」と言っていただき、凄く嬉しかったことを覚えています。それから暫くの間、他愛ない会話を交わす機会も増え、信頼関係も築けてきたと思っていた矢先、突然パタっとご来店がなくなってしまいました。スタッフ同士でも何かあったのかな、と話題にあがるほどでした。「当店を気にいってくださっていたと思っていたのに何があったんだろう」、不安と寂しい気持ちだけが心に残っていました。それから数ヶ月が経ったでしょうか。仕事後仲間たちと行きつけの居酒屋に行くと、なんとあのお客様がいらっしゃいました！しかし驚いたことに、一緒にいたのは、私たちの向かいの店舗のメンバーだったのです。お客様と個人的に呑みに行くなんて…もしかしたら見てはいけないモノを見てしまったのかも…と不安になったのですが、挨拶をするとその経緯を話してくださいました。「実は、仕事を辞めたタイミングで次はどんな仕事をしようか悩んでいたんです。ピーアークで中村さんが楽しそうに働く姿を見て、私もピーアークで働きたいとアルバイトに応募しました。配属は向かいの店舗になりましたが、楽しく働けています。店舗では色々と良くしてくださって感謝しかありません。ありがとうございました。」その言葉を聞き、本当に心から嬉しいと感じました。現在、店舗は違いますが同じピーアークの仲間としてお客様に楽しんでいただくため互いに頑張っています。

あるご年配女性のお話です。そのお客様は毎日店舗に遊びに来てくださいます。毎日挨拶をすることはもちろん、最近ではハイタッチを交わすことも（笑）ご遊技中もレアな演出が出たら一緒にソワソワ、大当りをすれば一緒に喜び、そんな風に喜怒哀楽を共にしてきました。どんな時でも目が合うと笑顔を見せてくださる、そんな優しいお客様が、身体の調子が良くないことを理由に、お見えになる日が少なくなってしまいました。毎日笑顔で接してくださるお客様と会えない日々が続き、心配な気持ちと寂しい気持ちでいっぱいだったある日、他のスタッフから「飯田さんがお休みの日にご来店されて、スロットコーナーを歩かれていたんです。もしかしたら飯田さんを探しているのかもしれませんよ！」と教えてもらいました。お客様はパチンコしか打たないし、広い店内を探すのは大変なはずなのに…。はやる気持ちを抑えながら店内を巡回していると、ついにお客様にお会いすることができました。「お元気にしていらっしゃいましたか？」と聞くと、「あなたと話したくて、来るたびスロットコーナーまで探してたのよ！！やっと会えて嬉しいわ。」そう言っていつも以上の笑顔を見せてくださいました。お客様も同じ気持ちでいてくださったこと、自分のことを孫のように接してくださるお客様に出会えたことが本当に幸せだと感じています。

常連のお連れ様とのお話です。まだお話をしたことがなかったそのお客様に、サービスをご案内しようと声をかけると、「○○さんに案内してもらうから大丈夫です。」と断られてしまいました。その時に私は少し苦手意識を持ってしまいました。しかし、その後○○さんと楽しそうにお話しをされている姿を見て、何だか寂しい気持ちにもなりました。1時間後、休憩からホールに戻ると、お客様は少しお疲れの様でウトウトしながら遊技をしていました。近寄りがたいとは思いつつも、アメニティとしてお配りしている飴をお持ちして、「お疲れでしょうか。よろしければいかがでしょうか。」とお渡ししたところ、「あ、ごめんね。ありがとう。」と先程とは違い優しく受け取ってくださいました。それからご来店の度に少しずつ接点を取るよう心がけました。あれから3ヶ月ほど経ち、今では“青木さん、会いに来たよ！”や、帰り際に“またね！”と言ってくださるなど最初は思ってもみなかったような関係性を築くことができています。一度断られると中々踏み込めない性格ではあったのですが、そのお客様とお話ししたい、その想いで勇気を出して良かったと改めて思いました。

仲間のスタッフが繋いでくれた若い男性のお客様とのお話です。入社して間もなく、右も左も分からず心細いと感じていた頃、あるスタッフが、お客様に私を紹介してくれました。私もパチンコ・スロットが好きなので、遊技台の話を中心に色々お話するようになり、ホールでの仕事にもやりがいを感じられるようになってきました。そんなある日、仕事帰りにフラッと立ち寄った居酒屋で、そのお客様が働いていらっしゃったのです。今度は自分がお客様の立場となり、いつもとは違った会話を楽しんでいると、なんと出身校が同じ。趣味も境遇も似ていることからグッと距離が縮まりました。今ではご来店されると真っ先に自分のところへ来てくれて、見つからないときは、他のスタッフに「小池さん、いますか？」と聞いてくれるそうです。自分にファンができたのかな、と思える凄く嬉しい瞬間でした。これからも様々な出会いを大切にしていきたいなと思います。

入社したばかりで未熟な頃から優しく接してくださるご年配女性のお話です。そのお客様はいつも同じ場所、同じ台を遊技するのがお決まりです。しかし、お客様のお気に入りの台と分かっていながらも、台の劣化もあり撤去せざるを得ない状況になってしまいました。その頃からお客様の来店がなくなり、もう会えないのかなと残念に思っていました。それから数週間が経った頃、久しぶりにご来店してくださいました。すぐに駆けつけ「元気にしていらっしゃいましたか？心配していました。」と声を掛けると「たまたま旅行に行ったりしてバタバタしてたのよ。好きな台はなくなっちゃったけど、あなたに会いたくて遊びに来たわ。」そう笑顔で言ってくださいました。今は遅番になり、お会いする機会は減ってしまいましたが、会えば自然と笑顔が生まれ、会話を楽しんでいます。いつもよりお客様が長く店舗にいらっしゃるときは、私と会うために待ってくれていると伺いました。
まるで孫のように大事に接してくださるお客様に支えられ、今日も仕事に励んでいます。

毎日かかさずにご来店くださるご年配男性のお話です。私は店舗で“おゆクロ”という女性スタッフ3名のアイドルグループのような役割を担っています。（照）ニックネームはちくりん。活動を始めた当初、このお客様とは挨拶以外の会話を交わすことはありませんでした。店舗では、希望するお客様にダイレクトメールをお送りしていますが、そのお手紙の中に“おゆクロ”の紹介を載せてお送りしました。すると、お客様がそのお手紙を読んでくださったようで、「おはよう、ちくりん！」と笑顔で話しかけてくださいました。少し恥ずかしい気持ちもありましたが、嬉しい気持ちの方が勝りました。それから少しずつ会話をするようになり、おゆクロの話を聞いていただいたり、お客様のお話もしてくださるようになりました。その後、経験を積むため遅番勤務になり、お会いする時間は減ってしまったのですが、ある日の夜、「明けましておめでとう！」と笑顔でご来店されたのです。いつもは昼過ぎに帰られてしまうお客様なのですが“私に新年のあいさつをどうしてもしたかった”とのことで、わざわざ夜にご来店してくださったそうです。最初はアイドル活動なんて恥ずかしい…という気持ちもありましたが、今では私が頑張ることでお客様を笑顔にできる、大きなやりがいを感じています。

週2～3日ほど遊びに来てくださる年配のお客様とのお話です。私のお店はパチンコ・スロット合わせて4フロアあり、比較的大きなお店です。その中でも低貸玉コーナーでいつも遊んでいらっしゃるお客様なのですが、なんと私と同じ“額賀”という名字ということが分かり、この辺では珍しい名字ということもあって「お客様も額賀さんなんですかー！」「えー！お姉さんも？？」と二人で盛り上がりました。この日を境にお客様から声を掛けてくださることが多くなり、とても嬉しかったのですが、ある時を境に急にご来店されなくなってしまいました。私も店舗外の業務が多くなっていたのですれ違っているのかなと思いながらも、さすがに数か月お会いできていなかったので、心配になっていました。そんなある日、4円パチンコのコーナーで仕事をしていると、そこで遊技することはない額賀さまの姿が。「あ～っ！！額賀さまー！！お久しぶりですね！！！どうしてこちらのフロアにいらっしゃるんですか？？？」と興奮気味に伝えると、「あー！！いたー！！」と私の手を握り、「ずっと探してたんだよ！！！」額賀さまの勢いに少し驚き、「私も毎日探していましたけど…もしかして何かあったんですか？」と伝えると「実は2、3ヶ月体調を崩して入院していたんだ。ようやく外出許可が出たから会いに来たのに、いつ来ても全然いないんだもん！いなくなっちゃったのかと思ったよ。」と涙目で話してくださいました。私の休みや社外業務の日を伝え、それからは月2・3回私の出勤日に会いに来てくださいます。少しでもお客様に元気をお届けできるように笑顔でお待ちしたいと思います。

ある女性のお客様とのお話です。お客様は足を悪くされているので、いつもお客様がいらっしゃるのが見えたら入口まで出迎え、ご挨拶とご案内するのが自分の中でのお約束でした。ある時期からご来店がなくなり心配しておりましたが、2ヶ月くらい経ち、久しぶりにお客様が顔を見せてくださいました。体調が悪く入院していたそうで、「大丈夫ですか。無理しちゃダメですよ！」と伝えたところ「まだ万全ではないけど、あなたの笑顔を見たくって会いに来たの。あなたとお話しすると元気が出るの！」そう言ってくださいました。「私も、お客様とお話しするのをいつもとっても楽しみにしています！」私も誰かに必要とされているんだと感じ、もっともっと笑顔溢れるお店を創りたい、そう思いました。